全日畜が千葉県下の畜産経営者施設を視察し意見交換

平成25年6月6日

全日畜が千葉県下の畜産経営者施設を視察し意見交換

調査目的

本調査は、TPP問題を含め国内飼料畜産業界を取り巻く環境が厳しい中、全日畜が今後の活動・機能を円滑に発揮していくために、先進的取組みを実践している優秀な畜産経営者を訪問しインタビュー等により、生の畜産現場の実情を把握することを目的としている。

調査日程

平成25年6月6日(木) 11:00 ~ 16:00

調査行程

① 長嶋牧場  (千葉県香取市新里)
→ ② 成田ゆめ牧場  (千葉県成田市名木)
→ ③ 水郷佐原水生植物園   (千葉県香取市扇島)

調査協力者等

①株式会社長嶋(長嶋牧場)
代表取締役 長嶋 透

②株式会社秋葉牧場(成田ゆめ牧場)
観光事業部長  橋本 大助

③千葉県全日畜
事務局長 内田 賢一 (県基金協会常務理事)
事務局  瓦井 哲夫 (県基金協会事務局長)

④調査チーム
協同組合日本飼料工業会 専務理事 三野 耕治
全日畜 事務局次長    金子 幸治 (工業会振興部長)
全日畜 事務局付      中村  修 (工業会振興部次長)

視察その①

(経営体の概要)
・経営体名:株式会社長嶋(長嶋牧場)  代表取締役 長嶋 透氏
・酪農部門 :搾乳牛210頭、生乳出荷量 約5トン/日量
・配合飼料メーカー :雪印種苗株式会社

(調査の概要)
経営者である長嶋透氏は、平成元年にご尊父より経営を継承され、平成23年に当該牧場を法人化した。また、長嶋氏は大変な勤勉家であり、「平成24年度酪農経営コンクール」(日本酪農青年研究連盟主催)において黒沢賞を受賞された。平成15年より酪農主体の経営に改め、稲発酵飼料(稲WCS)を積極的に導入し、平成19年からは、自己所有地で稲WCSの栽培を開始し、現在は地域の畜産農家、耕種農家と連携し、平成22年度では、80haに栽培規模を拡大している。

稲WCSを積極導入した結果、従来の輸入チモシーを使用していた頃よりも年間飼料代は600万円改善されたとのこと。稲WCSの取り組みは、畜産農家及び耕種農家の双方にメリットがあり、今後の国内における飼料自給率アップに大いに期待できるものと思われる。生乳生産については、オランダの管理システムを導入され個体管理を徹底し、効率的に良質の生乳を生産されておられた。

全員で記念撮影。右より3人目が長嶋氏

全員で記念撮影。右より3人目が長嶋氏

平成14年に建設されたフリーバーン牛舎

平成14年に建設されたフリーバーン牛舎

香りも良好な稲WCS

香りも良好な稲WCS

視察その②

(経営体の概要)
・経営体名:株式会社秋葉牧場・成田ゆめ牧場 代表取締役 秋葉 博行氏
(対応者:観光事業部長 橋本 大助氏)
・資 本 金 :50百万円
・事業内容 :①観光牧場、②通信販売、③搾乳牧場、④不動産賃貸業
・配合飼料メーカー:明治飼糧株式会社

(調査の概要)
「成田ゆめ牧場」の前身は、明治20年に搾乳牧場として創業を開始した秋葉牧場である。その後、「成田ゆめ牧場」は創業100周年目の1987年に約9万坪(東京ドームの約7倍)の広さを有する観光牧場として営業を開始した。酪農の6次産業化の成功例として、牧場内にバーベキューハウス、オートキャンプ場、アイスクリーム店、ファームタウンなどの様々な施設を開設し、関連商品として牛乳を始めヨーグルト、パン、ケーキの他、多くのグッズ等を販売しており、家族向けのレジャー施設として県内外からの来訪者で賑わっている。

また、地域との繋がりも重視しており、自然・動物とのふれあいを積極的に推進しており、各種イベント、搾乳体験、動物との触れ合い広場などが設置されている。今後の厳しい環境下で畜産経営を維持・発展させる成功例として大いに参考になると思われる。

全員で写真撮影。中央が橋本部長

全員で写真撮影。中央が橋本部長

品種はホルスタイン及びジャージーを飼養

品種はホルスタイン及びジャージーを飼養

施設内のバーベキューハウス

施設内のバーベキューハウス

搾乳体験コーナー

搾乳体験コーナー

動物ふれあい広場

動物ふれあい広場

運がよいと子牛の誕生を見学できる

運がよいと子牛の誕生を見学できる

今では珍しい大型のサイロ

今では珍しい大型のサイロ

視察その③:水郷佐原水生植物園

(調査の概要)
当該植物園は、千葉県香取市に位置し、豊富な水源を利用した市営の観光施設であり、水郷地帯の香取市で営農される農畜産業振興と共に、地元における大切な収益源として運営されている。

皆様、ご協力ありがとうございました。

皆様、ご協力ありがとうございました。

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