千葉県下の畜産経営者施設の視察調査の概要について

平成24年4月11日

千葉県下の畜産経営者施設を視察調査

4年目の活動に入った全日畜は、TPP問題等畜産業界を取り巻く環境が厳しいことを踏まえて、先進的取組みを実践している優秀な畜産経営者を訪問し、インタビュー等により生の畜産現場の実情を把握し、もって、今年度開催予定の全日畜ブロック会議に反映することとした。視察調査は、関東甲越ブロックの中から千葉県下の畜産生産者を対象に実施しました。
調査には、日本飼料工業会の三野耕治専務理事に同行をいただき、全日畜と関東甲越全日畜、千葉県全日畜の事務局が参加しました。
以下、概要報告です。

視察日程

平成24年4月11日(水)  9:00~17:00

視察先と応対者

  1. (有) 九十九里ファーム&(有)サンファーム (千葉県匝瑳市野手)
    代表取締役社長 林功様
  2. 農産物直売所「風土村」(千葉県香取市鳩山)
    代表取締役社長 高木邦彦様
  3. (有) ジェリービーンズ (千葉県香取郡多古町飯笹)
    代表取締役社長 内山利之様
  4. (有)ブライトピック千葉 溝原飼料工場(千葉県旭市溝原)
    取締役部長 石井俊裕様

視察の概要

(有)九十九里ファーム(養鶏業、酪農業)

・資 本 金:15百万円
・養鶏部門 :飼養羽数 約30万羽、鶏卵生産量 約500トン/月間
・酪農部門 :搾乳牛30頭 生乳生産量 約800リットル/日量
・その他事業:自家配合飼料の製造販売、GPセンター、卵直売所、菓子類の製造販売など
餌も、設備も、建物も、販売も全部「手作り」と説明する林氏は、外国の展示会に出向き気に入った部材があれば自身で輸入。これは中国の天津で作られたもの、この設備のシステムは韓国産、等。畜産経営者とは思えない知識の広さに驚きました。

直売店「九十九里ファーム」

直売店「九十九里ファーム」

卵の他に手作りのパンやお菓子も並ぶ

卵の他に手作りのパンやお菓子も並ぶ

建設中の養鶏施設を視察

建設中の養鶏施設を視察

導入システムの説明を受ける

導入システムの説明を受ける

個々の建設部材の説明も

個々の建設部材の説明も

農産物直売所「風土村」((株)ファームネットジャパン)

・2002年8月に酪農家3戸(うち乳肉複合1戸)と養豚農家1戸の畜産農家計4戸、及び耕種農家2戸の計6人共同により、農産物・畜産物頭の直売所とバイキング式レストランを経営する「風土村」を香取市鳩山に設立。
楽天通販部門で6回の受賞とか。ハムソーセージ作りが大好きと常に笑顔で話す高木氏。話の中で出てくる「あの人たちは、」とか「彼らは、」はご自身が飼養している「豚さん」たちの事。愛情のほどが感じられます。地域に根ざした活動を実感しました。

レストラン「風土村」のバイキングスタイルはなかなか好評

レストラン「風土村」のバイキングスタイルはなかなか好評

直売所

直売所

ご自慢の手作りハム

ご自慢の手作りハム

三野専務と懇談中の高木社長

三野専務と懇談中の高木社長

(有)ジェリービーンズ(養豚業及び食肉加工販売)

・資 本 金 :9百万円
・養豚部門 :繁殖豚1,200頭、肉豚12,000頭の一貫経営。肥育豚の委託肥育、子豚の放牧養豚など。
※ 多古農場(繁殖)、匝瑳農場(肥育)
・加工部門 :JBミートセンターで食肉加工
・販売部門 :直売、量販店、コンビニ、外食、大手ハムソーはじめ、インターネットや千葉QVCテレビショッピングなどで自社ブランド肉を販売・発送

生産中心の時の方がずっと楽だった。加工・販売まで展開したらとても大変、収益もさほど伸びない。だがとても楽しい。と話されたことが印象的でした。千葉県や千葉大学とのコラボ(千葉元気プロジェクト)や元気豚通信の配信など、内山氏はアイデア満載の方でした。

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量販店やコンビニ等の多様メニューに元気豚

量販店やコンビニ等の多様メニューに元気豚

直販店内もメニューは豊富

直販店内もメニューは豊富

(有)ブライトピック千葉・溝原飼料工場

・資 本 金 :30百万円
・事業内容 :①家畜の生産並びに販売、②飼料製造、販売、③産業廃棄物、一般廃棄物中間処理業、④産業廃棄物、一般廃棄物収集、運搬業ほか説明いただいた石井氏は、液状飼料を「おじや餌」とか「水餌」と表現した。歴史のあるヨーロッパから導入した製造システムだが、原料には日本風にこだわり。瑞穂の国は「米」ですよ。米で仕上げる豚を生産したい。とまだまだ挑戦が続いていました。

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工場内で製造ラインを視察

工場内で製造ラインを視察

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